仕事に生活をしていて頭痛で悩むというケースはよくあると思います。我慢して過ごす方もいるかと思いますが、作業効率や集中力は落ちてしまいます。そこで、お薬をうまく使って大事な場面を切り抜けることを考えても良いでしょう。この記事では使い方や即効性、胃へのダメージなどを考えながら、3つの成分を解説していきます。
頭痛に効く成分について
- ロキソプロフェン・・・種類が多く、工夫もなされている。
- イブプロフェン・・・生理痛にも適している。
- アセトアミノフェン・・・胃へも優しく、子供への服用も可能
ロキソプロフェン
痛み止めと聞いてロキソニンといえば、知らない人は少ないかもしれません。このお薬の成分の最大の特徴は「プロドラッグ」であるということです。プロとは英語の「~前の」といった意味合いであります。したがって、お薬として効果を示すのは胃を通って、体に入ってからなので胃へのダメージが少なくなることが期待されています。しかし、体に入ってから胃へと血液にのってお薬の成分がやってくるので、胃のダメージがあるということです。何か食べてから服用するようにしましょう。
肝心の痛みを抑える力と効くまでの時間ですが、鎮痛効果が特に強いです。人にはよりますが、効果も30分程度で期待できます。2回目までの時間は4時間は少なくともあけましょう。症状にもよりますが、基本的には1日2回まで、ひどい場合は3回目まで飲んでも構いません。15歳未満の方は服用できません。
種類としては、錠剤タイプ、口腔内崩壊錠があり、胃を守るための成分を含むもの、生理痛のために漢方を混合したものと複数あるため、ご自分に合ったロキソプロフェンは何かぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。
イブプロフェン
バファリンイブなどで含まれている成分です。子宮への移行性がよく、解熱・鎮痛効果が高いお薬になります。効果は1時間ほどで、2回目までの時間は6時間以上はあけましょう。このお薬は生理痛によく効くことから女性に人気があります。また、即効性が期待できるもの、胃に優しい成分の配合などの工夫もなされています。ロキソプロフェンと違い第2類医薬品であり、薬剤師不在でも購入可能なため、ドラッグストアで買い求めやすい利点があります。
アセトアミノフェン
ここまで紹介してきた2種類とは作用点が異なることもあり、15歳未満でも安心して服用が可能です。また、インフルエンザ、COVID19などのウイルス感染症でも服用可能な点が大きく、昨今の感染症拡大時にはドラッグストアから姿を消したことは記憶に新しいのではないでしょうか。解熱や鎮痛といった効果は穏やかであるながらも、胃へのダメージも少なく、使いやすいのが利点でしょう。効果は30分程度で現れ、服薬間隔は4-6時間程度がよいでしょう。
終わりに
今回は3つの成分についてみていきましたが、以下のようにとらえておけばよいでしょう。
ロキソプロフェン | イブプロフェン | アセトアミノフェン | |
効果までの時間 | 30分 | 1時間 | 30分 |
服用間隔 | 4時間 | 6時間 | 4-6時間 |
胃へのダメージ | あり | あり | 少ない |
ロキソプロフェン、イブプロフェンは胃へのダメージを抑えることのできる医薬品があるため、場合によって使い分けするとよいでしょう。頭痛に対しては、今回は薬ばかりを見ていきましたので、次回は薬を使わないで対処する方法を投稿しようかと思います。
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